時空を超えて、古代史のロマンを 田川の未来につなぐ「卑弥呼連邦」
わが国でも早くから水稲栽培が始まったとされる遠賀川流域に位置し、南に霊峰英彦山、東に古代の天皇の名をいただく仲哀峠、西に神武東征の伝承が残る烏尾峠を望む田川。
古代の痕跡とエピソードに彩られたこの地域で、近年、巨大な前方後円墳型地形が発見されました。赤村の地に静かにたたずむこの地形は、古墳であるとすれば世界文化遺産・大山古墳(大阪府)につぐ国内第二位の規模となります。かなり高位の人が葬られていることが想像され、研究者の間では、“北部九州のどこにあってもおかしくない”とされる邪馬台国の女王・卑弥呼の名もあがっています。
この卑弥呼を地域共通のシンボルとし、地域に眠る古代の宝に光をあて、地域全体で古代史ツーリズムを軸とした発展の道を探る——それが「卑弥呼連邦」です。